[音楽]解禁

シロップ封印を解きました。別に鬱ってわけじゃないけど、夜中に聴きたいのってやっぱシロップなんだよね。ま、昼間は何かと忙しいし。雑誌のインタビューとか読み返してたんだけど、五十嵐さんいっぱいいい事言ってます。凄く優しくて傷つき易い人なんだろうなって思う。よく「ピュアな人」って形容されてますが、おそらくそういうことなんだろうな。
解禁したのにはもう一つ理由があって、ツアーが始まる前に、第一期の作品群をもう一度聴き直してみようと思ったのです。何かこう今までと違う聴き方ができるんじゃないかって思ったんだよね。いろんな聴き方ができる、シロップさんの素晴らしい音楽ではありますが、たぶんこれは自分の問題。自分の空白部分をシロップ音楽で埋めようとしてたんだけど、空白部分がそっくり同じなんだってことにやっと気付いたわけです。頭悪いんでかなり時間がかかりました。共感してるだけじゃダメなわけで。じゃ、その空白をどうするか?てことの答えが自分なりにわかって、少しずつだけど、そのーバランスの取り方がわかって来た。少しでもマシな人間になりたいということだけで、なんとか生きてるようなもんです。

傷ついたり、悲しんだり、せつなかったり、死にたくなったり、それを貯めておくと辛いから吐き出す。自分の場合は泣きたいからシロップ聴いてた。誰にも言えないし、ここにも書けないこともいっぱいあって、シロップ聴いては人知れず号泣してた。でもそれもその場しのぎだということもわかってた。そんなこと残りの人生ずーっとやっていくわけにいかないもんね。そこを乗り越えるには何が必要か?反動でも反転でも転換でもいいけど、どうにかパラダイムを変える必要があった。それはほんとにどん底まで落ちれば、当然這い上がるしかないってことではあるけど、そうではなく、ちゃんとネガティヴな状況やら感情やらを受け止めて、受け入れて、それをエネルギーに変えていかなくちゃいけないんだってことだった。わかってはいたけど、どうしてもそういう気分にはなれなくて、ネガに浸ってる方が楽だ(あ、落堕?)し、甘えでもあるんだけど、やっぱりそこは鬱だったんだと思う。
辛い辛いって、泣き暮らしてシロップに浸って酔って、毒回って死んじゃいたいっていうのもいい加減どうかと。何か頑張れなくても、大それた事も出来ないけど、日々自分なりにまい進することは出来るんじゃないかって思ったんだよね。もっとシンプルに生きていけるんじゃないかって。いろんな枷をはずしたらもっと軽くなれる。生きるって、本来もっと簡単なことなんじゃないかって気付いた。簡単には死なないぞって。

・バナナの皮

「後悔などなかったって後で言えばいい 俺が許すから」