ポール・オースター「トゥルー・ストーリーズ」

柴田元幸
奇跡のような出来事。偶然の必然。偶然のニアミス。などなどドラマティックなオースター氏の身の回りのお話。というわけで、感想はやめて自分に起こった偶然で秀逸なものを一つ。

学生の頃、バイトに行こうといつもと別ルートで明治神宮前駅から地下鉄千代田線に乗り込んだ。平日の昼間とあって、車内はがらがら。で、真ん中にどっかり座ると、目の前の女と目が合った。カッと目剥いてて、コワって思ったら、友達だった。吃驚。
でもこの友達、同じ大学だけど学科が違うから普段は全然会わない。「どーしたのー?!」「どこいくのー?!」と大騒ぎ。二人ともバイトに行く途中だった。結局私が先に代々木八幡で降りた。それだけ。

全然秀逸じゃなかったかも・・うーーん、偶然ってそんなにないなあ。別の友達と全く同時に電話かけてたことはあったけど。鳴らないなぁ・・あれ人気が、、「もしもし」「もしもし」「デター!!!」みたいなw