神様いじわる

大事なものを失くした。たぶんもう自分の手には戻ってこないと思う。
結婚式って何かある。ふわふわの幸せ感に包まれた特殊な空気が素敵だったんだけど、
それじゃ済まない。
私の結婚式じゃないのに、揺り戻される。幸せのお裾分けをもらった気がしてたのに、
どん底につき落とされた。それでも夜は明けて、朝がやってくる。少し救われた。ていうか、至福のひとときだった。そう、地獄があるから天国がある。日が暮れて、夜が明ける。

楽しもうと思えば楽しめる。でも、楽しさは一瞬で消えてしまう。楽しいピークで身を引くことが出来たなら、と思う。あ、ここが引き際と分かっていた。けど、浮世の義理に押し流されてしまった。ちょっとガラにもないことしてみたいってのも少しはあった。半端な同情は返って残酷だということを復習した。

何に対しても執着しない。自分の持ち物など何一つない。仮に持ってるだけ。
いつかは全部自分の手を離れる。いま書いている言葉だって自分の中から出てきたことであることは紛れもない事実であるけれど、自分を取り巻く環境要因が自分というフィルターを通してまた外部に出てきているだけ。自分のものではない。

英語のlet it goという表現が好き。Monday満ちるの歌にこういうタイトルがあった気がする。


寝てない。疲れている。でも眠れそうにない。寝ないと精神がズタズタになってしまう。拷問で、一週間人を寝かせないと、気が狂って死んでしまうんだって。
手足が寒い。