シロップの歌詞、

ふとした場面で、何気なく過ごしてる日常、で実は病んでるんじゃないかとか思ったりしたときや、たまに世の中のこととか、人生の真理とか、を思うとき、もしかしてこういうことを言ってるのかなって、思うことがあります。
「パープルムカデ」とか作詞者の曰く、
  
   「初めて言いたいことが言えた」

この意味はおろか、それ以前に歌詞の意味もよくわかってなかったのだけど、日々激務に耐えてて、社会の荒波にもみくちゃにされてみて、初めてこの歌を自分のものとしてわかった気がしたんです。表現者の本来の意図である「言いたいこと」と私が理解したことは違うかもしれない。でもそれでいいんだと思う。自分が納得すれば。

謎の多い歌詞、だから何度も聴く。一回聴いてわかる曲ってたぶん何回も繰り返し聴かない。なんだかわけのわからないものをわかりたい。ネガティヴなものも悪(灰汁)も病もちゃんとみたいし、実感したい。強くなりたい。自分が嫌なことに直面したり、辛い状況にあっても、なかったことにしたり、気のせいにしたりしないで、立ち向かっていきたいと思う。きちんと受け止めるんだ。自分が辛いときや、人に当たられたりしても、人の痛みがわかるような人間になりたいと思う。優しくされたときはその2倍優しさを返したいし、冷たくされたときでも仕返しするんじゃなくて、その理由を知りたい。

でもね、そうありたいとは思うけど本当は悲しくて仕方がない。みんなの優しさが有難くて痛いのです。