梅雨の泪

夜想宴に行ってきました。雨など一滴も降らず・・だったんだけど、最後五十嵐さんがアンコールで「絶対やりたくなかった曲やります」って言って、「明日を落としても」を叩き付けるような弾き方でイントロ始まったときは、泪出た。そして理解したのです。メレンゲのクボさんも「この時季、なんか不安になりますね、鬱っていうか」と言ってました。前置きはさておき。

1.トップバッターはフジファブの志村君。間近でみたら、ほんとに子供のような邪気のない顔してた。でも喋りがおっさんだったwそのギャップがいいですね。
弾き語りもいいなあ。ギターとたまに機材だけなのに多彩。カバーで、小沢健二の「今夜はブギーバック」をレゲエみたいなリズムでやってた。ラップ部分がちょっと大変そうだったけどそれもご愛嬌。凄い声出ててびっくりした。CDだと淡々と歌ってる感じなんだけど、ちゃんと情感こもってた。

2.メレンゲ。今まで特に良いと思ってなかったんだけど、凄く良かった。良いライブのマイ基準に新たな指標が加わりました。聴いてて、昔のこと思い出すってこと。歌がなんか若いじゃないですか、で、美メロに乗っかってて。若いころ思い出した。て、今でも若いつもりなんですが。MCとかちょっと挙動不審なんだけど、たぶん繊細な人なんだろうなって思った。高野寛の「確かな光」とハナレグミの「?(タイトルど忘れ)」をカバーしてました。

3.先のお二人が素晴らしかったので、もしもグダグダだったら五十嵐負けるぞ、と思ってたんですが、私が甘かった。ま、勝ち負けじゃないですが。いきなり見せ付けるみたいな激しいギター。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!ラクダの御通りです。なんかちょっとイライラしてる?と感じたんですが。

堕落・センチメンタル・生活・イマジネーション・多分・バナナの皮・Scene Through・明日を落としても(encore)

全体的に力強く激しかった。なんかこう、音楽的にどうとかいうのをもう超えちゃってる感じで。魂ぶつけてくるような。何回か泣きそうになったんだけど、最後はもうじわじわきてしまった。見てるのが辛くなるくらい痛々しかった。なんかあったんですかね。凄く心配になったんですが。Scene Throughでも「歌って〜」て言わなかったし。MCもアンコール前の一言だけだった。曲終わるたびに「ありがとう」と言ってたけど、また第一期に限りなく近い感じのライヴだった。張り詰めた空気とは違うんだけど、乗らせるかバーヵとでも言わんばかりの、それまでの前二人の残した空気を一瞬で変えてしまうような感じだった。負のパワー炸裂ですよ。

失礼承知で言いますけど、3人共通してミュージシャンは大人になれない人たちなのかな、と。普通に会社員してても大人になれないけどもさ。ミュージシャンなんかと付き合うもんじゃないよー、ってくるり岸田が言ってました。ロクなもんじゃないそうです。

あぁ、でも次シロップはいつになるんだろう。一応ダイマス氏のスペシャルは予約したけどさ。シロップ絶対出てよー。もう何を糧に生きてったらいいのかわからない。