喪失感

 これを書いている時に、背中がかゆくなりました。背中がかゆくなると、僕は(孫の手代わりに)「娘の手ー」と呼んでいました。怜美は部屋のどこにいても「ハイハイ」と言って来てくれました。こんな些細(ささい)なことでも、もう呼んでも来ないんだという現実が、じわじわ迫ってきています。

泣ける・・