ロード・オブ・ザ・リング鑑賞

ロード〜王の帰還をやっと観た。ほんとありきたりで、当たり前に、人が死ぬのはいやだなと思う。殺人はよくない。でも戦争は正当化できる?殺されかかったら、相手を殺すしかないわけで、話合いで解決しないから、やるかやられるかってなるわけだけど。
でもこの映画に出てくる悪は絶対的な悪で、議論の余地もない悪だ。人間の悪っていうのは、憎しみとか妬み、先入観とか無理解、寛大さの欠如からくるもので、善良さをまったく持ち合わせていない人間なんて多分いない。悪があればこそ善という概念も存在できる。善があるとすれば、悪をどこかに置かねばならない。アメリカに悪の枢軸が必要なように。必要悪という言葉がある。自分の中の悪をどうするか。他人や自分に向けないために、こうやって書いたり、スポーツで発散したり、歌うたったり、酔っ払ったり。ドメステックな暴力や、自傷に向かわないために、矛先を変える必要がある。

この映画、いやでも戦争、悪、愛、人間について考えさせられる。そして、答えはどこにもない。考えることに意味があるのか・・