占いによると

「あなたは、自分中心なので、自由にさせてくれ、必要なときだけ手を差し延べてくれる人を探しなさい。今はとても良い時期なので、頑張らないともったいない」
自分勝手で自己中で自意識過剰なのは自覚しており、自力で何とかしなければ、と自己完結。

14:46

16Fのオフィスで、下から突き上げるようなドンドンっていう衝撃が
座ってる椅子に走った。

隣の人と、「何いまの、地震?」と言ってると、少し間を置いて揺れ出し、
地震だね、直下型だから怖いね」なんて話してたら揺れがみるみる
激しくなって、机の下にもぐって、ヘルメットを着用、机の脚に捉まった。
固定されてる机の脚も心元なくて、机上のファイルや本が倒れて来たのが
わかった。
築5年の割と新しいビルだけど、倒壊するんじゃないか、向かいのビルが
倒れてくるんじゃないか、というくらい揺さぶられて、泣きそうになって
ると、女性社員の悲鳴というか泣き声というか、恐怖におののく声が
あちこちから聞こえて、私も近くの男性社員に、「怖いー、大丈夫ですかね?」
と聞いてしまった。
彼も必死に机にしがみつきながら、「大丈夫、大丈夫」と返してくれた
けど、その顔は引きつっていた。それでも何とか平静を取り戻し、揺れが
収まるのを待った。
結局それから、そんな感じの揺れが2回も来た。

防災アナウンスが流れる頃には、みんな落ち着きを取り戻していて、
「ただいま、大きな地震がありました」の件では、「そんなん知ってるよ!!」
と突っ込めるくらいに和やかだったけど、その後がまた大変で。
仕事に戻りつつ、テレビをつけたら宮城県が大変なことになっていて、
これはヤバいということになり、仕事どころではなくなってしまった。
首都圏の電車は全部止まっちゃうし。
帰宅許可が下りたけど、帰れないし、日没後は帰宅不可を言い渡され、会社に
泊るように言われるし、余震はあるし。
幸い揺れてる間に母にメールできたので、一家の無事は確認できたけど。

JRが今日中の復旧はないと早々に宣言した為、宿泊モードに突入。
徒歩で帰るのは体力的にも安全面からも無理、ということになり、車で
迎えに来てくれる人や徒歩圏内の人を尻目に、食糧他防災グッズの調達を
し、女子用会議室で寝る宣言をしたのが23時くらい。
でもミシミシ揺れてて、全然眠れない。仕方がないので、帰宅難民女子たち
と慰め合い、勝手に開けたワインを飲んで無理やり1時間寝た。

ニュースが不安を増幅させるんだけど、気になって見てしまう。
恐ろしい津波の映像や揺れてるデパートなんかを映してて、揺れもあって
か気分が優れず、落ち着かない。
血の気が引いていくというか。
1時ごろ、地下鉄が復旧したとか言って帰って行く人がちらほら。
JRはまだか。いつになったら帰れるのか。

妊婦さんにハイヤーを回すということになったらしく、もう一人乗れる
と言われたが、遠慮した。
タクシーもつかまらないし、車で帰った人も15分の距離に何時間もかかった
っていうし。大人しく電車を待つことにした。
念のため、ということで、隣の部署の方がタクシーチケットをくれた。
「電車が復旧するまで待ちます」と言ったのだけど、「念のため持ってた
方が良いから」という有難いお言葉。
結局JRが復旧したのが、8時頃。寒さと不安と恐怖で、待ってるのが長かった。
ひたすら待ったお陰で座れたけど。